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【解説】障害福祉サービスって何?自立訓練(機能訓練)を利用するまでの流れ

  • 執筆者の写真: チャレンジド ジム
    チャレンジド ジム
  • 2 日前
  • 読了時間: 6分

はじめまして!


CHALLENGED GYM(チャレンジドジム)です!


こちらのブログでは、リハビリを頑張る皆様に向け、ご自宅でできるリハビリの方法やお役立ち情報等をご紹介していきたいと思います!


今回は、チャレンジドジムをご利用するにあたり必要な、障害福祉サービスについてご紹介していきたいと思います。


『障害福祉サービスって初めて聞いたけどどんなサービス?』

『どうやって利用するの?』

などご利用前の皆様の疑問の解決に少しでもお役に立てればと思います!


障害がある方やそのご家族、支援する方に向けて、「障害福祉サービス」と「自立訓練(機能訓練)」の利用方法をわかりやすくお伝えします。


北海道ではまだこのサービスを知らない方も多いので、ぜひ参考にしてくださいね。


目次


1. 障害福祉サービスってなに?

障害福祉サービスは、身体や心に障害がある方が、地域で安心して暮らせるように支えてくれるサービスのことです。


2006年に制度化され、2013年に障害者福祉支援法の下で運用されている公費(公的負担)で賄われるサービスとなっています。


たとえば病院を退院し、リハビリを受ける機会が減ってしまったが、「家での生活を手伝ってほしい」「働くための訓練を受けたい」「自分らしく暮らすためのサポートがほしい」そんな願いをかなえるためにリハビリであったり、生活支援、就職支援を行うための制度となっています。


北海道ではまだまだ利用できる施設の数も少なく、知られていないことも多いですが、実は国が決めた法律(障害者総合支援法)に基づいて、全国どこでも利用できる仕組みです。


2. 障害福祉サービスの利用の流れは?

初めての方は「何から始めればいいの?」と戸惑うかもしれません。


ここで、障害福祉サービスを使い始めるときの流れを簡単に説明します。


ステップ1:相談する

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まずは、お住まいの市役所(福祉課)や、障害のある方の相談を専門に行う「相談支援事業所」に相談しましょう。


困っていることや、どんな支援がほしいかを伝えることが大切です。



ステップ2:支給申請をする

サービスを利用したいときは、市役所の窓口で「支給申請書」という書類を提出します。


このとき、医師の診断書や障害者手帳が必要になることがあります。

※詳しくはお住まいの地域の市役所及び区役所にお訊ねください。


ステップ3:区分認定の調査を受ける

市役所の職員や調査員が、実際に自宅などを訪問し、どれくらい支援が必要かを調べます。


この調査結果をもとに「障害支援区分」が決まります。


ステップ4:受給者証の交付

区分が決まると「受給者証」という利用許可証が発行されます。


これがないとサービスの利用ができません。


ステップ5:事業所を選び契約する

サービスを提供している事業所(施設)から、自分に合ったところを選び、契約します。


施設によっては体験利用などができる場所もあるので、目標やリハビリの時間、リハビリの内容などを確認してから事業所を選ぶようにしましょう。


ステップ6:サービス利用スタート!

契約が済めば、実際にリハビリや支援が始まります。


3. 自立訓練(機能訓練)ってどんなサービス?

自立訓練(機能訓練)は、障害福祉サービスの中の一つです。


病院のリハビリが終わった後でも、もっと体を動かせるようになりたい人や、日常生活をもっと自分でできるようになりたい人など、病気やけが、障害によって低下した身体機能や動作能力の維持・改善を目指すサービスとなっています。


たとえば、

  • うまく食事ができない

  • 歩くのが不安で自信がない

  • 退院後の生活に不安がある

  • 仕事をするためにパソコン操作ができるようにしたい

そんな人が、専門のスタッフと一緒に訓練して、できることを増やすためのサービスです。


自立訓練(機能訓練)のサービスでは以下のような疾患の方を対象としています。

対象者の例

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症で手足に麻痺や筋力低下がある人

  • 脊髄損傷末梢神経損傷で歩行や動作に制限がある人

  • パーキンソン病・多発性硬化症・脊髄小脳変性症などの進行性疾患で、動作機能の維持が必要な人

  • 骨折後関節置換術後で、リハビリ継続が必要な人

  • 筋力低下やバランス障害があり、転倒のリスクが高い高齢者

  • 関節拘縮や筋緊張による動作制限がある人

  • 呼吸器や循環器の障害で、体力維持・動作能力の向上が必要な人

  • 義足・装具を使っていて、日常動作の習得や安定した歩行練習が必要な人


このように、リハビリを必要としている幅広い方にご利用いただけるサービスとなっています。

※施設によっては対応できる疾患に差異があります。

利用できるかどうか、各施設にご相談ください。


北海道では、このサービスを提供している施設がまだ少ないので、まずはどんなことができるのか、どこにあるのか、どうやって利用するのかを確認していきましょう。


4. 自立訓練(機能訓練)を受けるにはどうすればいい?

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自立訓練を利用するための手続きは、障害福祉サービスの流れとほぼ同じです。


ポイントをまとめます。


① 相談窓口に伝える

市役所の福祉課や相談支援専門員に「自立訓練を受けたい」と伝えましょう。

② 申請書類を用意する

医師の診断書や障害者手帳が必要になることがあります。準備しましょう。

③ 支給申請をする

申請書を市役所に提出します。

④ 調査・認定を受ける

区分認定の調査があります。

⑤ 受給者証を受け取る

自立訓練が利用できるか確認してください。

⑥ 施設を選び契約する

自立訓練を提供している事業所を選びます。

⑦ 訓練スタート!

利用開始です。


5.費用はどのくらい?

障害福祉サービスの利用には、原則として費用の1割だけ自己負担があります。


ただし、所得に応じて負担の上限が決まっているため、低所得の方はほとんどかからない場合もあります。


心配なことがあれば、相談支援員や市役所で相談してくださいね。


※この記事は2025年8月時点の情報を元に作成しています。制度の詳細や最新情報は、お住まいの自治体や厚生労働省の公式サイトでご確認ください。



制度としてあまり知られていない障害者福祉サービスですが、まずは利用できるかどうかなど、お住まいの地域の市役所、区役所に相談してみましょう!



CHALLENGED GYMでは、皆様へのお役立ち情報を今後も配信していきたいと思います。

施設見学、利用についてのご相談などございましたらお気軽にご連絡ください。



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